アサーティブコミュニケーション

秋も深まり、朝夕の冷え込みが厳しくなってまいりました。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋・・・秋にもいろいろありますが皆さまはどんな秋をお過ごしでしょうか。私はもっぱら食欲の秋を満喫中です。
今のお仕事を始め3ヶ月が過ぎました。私の支援者の多くは人間関係に何らかの問題を抱え、人と関わらないお仕事を求めて来談される方が多くいます。健常者もいれば、何らかの障害をお持ちの方もいらっしゃいます。人間関係の障害になっている原因も個々人で違います。今回は、支援者の方々に今後より良い人生を送っていただくためにマンツーマンで行っているアサーティブコミュニケーションについて触れたいと思います。

アサーティブコミュニケションとは、相手を尊重しながら、自分の意見を飲み込むことで我慢したり、一方的に自分の主張を押し通すことなく、自分自身が思っていることをしっかり伝えるコミュニケーションです。

自分は円滑なコミュニケーションがとれていると思っても、相手がストレスを感じていれば関係は破綻してしまいます。

ここで皆さんに質問です!!

  • 話している相手があなたと異なる意見を主張したとき、あなたは自分の意見を言うことを戸惑ってしまったことはないですか?
  • また、あなたの考えと違う答えが返ってきたときに「それは間違っている」なんて跳ね返してしまったことはないですか?

この対応は自分の意見や周囲の意見をなかったことにしてしまった例です。この例に対して、皆が持つ意見や考え方を尊重して受け取りつつ、自分の意見や考え方もしっかり伝えることにより、全ての意見と向き合うことができるのがアサーティブコミュニケーションです。

  1. アグレッシブ(攻撃型)
    他人に配慮なく自分の意見を強く主張する自己表現スタイル
  2. ノンアサーティブ(非主張型)
    自己主張が控えめもしくは苦手で、相手に合わせようとする意識が強い自己表現スタイル
  3. アサーティブ
    自分の気持ちや考えを大切にする一方で、相手への配慮も忘れない自己表現スタイル
図:特定非営利活動法人アサーティブジャパンより引用

誠実・・・自分自身に正直になることで、相手にも誠実になれる
率直・・・遠回しでなくストレートに、相手に”伝わる“言葉にする
対等・・・上から目線でも卑屈でもなく、態度も心の中も対等に向き合う
自己責任・・・行った責任、言わなかった責任は自分が引き受ける

Describe
(状況を描写する)
具体的・客観的に表現できることを述べる。相手の意図や自分の気持ちは含めない。
Express
(気持ちを表現する)
客観的状況に対して、自分の考えや思いを述べる。
Specify
(提案する)
相手に望む行動や解決策を提案する。具体的で現実的なアクションを意識する。
Choose
(代案を選択する)
こちらの提案に対する相手の反応を想定し、次の表現を準備・選択する。

セミナーの最後に、私は支援者の方に「人は自分の性格を変えることは簡単なことではありません。性格を変えるのではなく“伝え方”を変えることで、円滑なコミュニケーションをとれるようスキルを身につけていきましょう。」とお伝えしています。

残念ながら、私の支援者に対する思いが伝わらないことも度々あります。中には感情をあらわに反論される方も・・・。そんな時は「そうなんですね。〇〇さんはそうお考えなんですね。よく分かりました。もし、また人間関係で悩んだときは今日のセミナーのことを思い出してもらえればと思います。頭の片隅にちょっと留めておいてもらえれば・・・。」と伝えて見送ります。(ふぅ~)

皆さんも今一度自分自身のコミュニケーションの傾向を知り、「本当に必要なこと、伝えたいことを適切な言葉で伝えられる」スキルを磨き、アサーティブな人間関係を築いていきましょう。

 これから年末に向けて忙しい日々になると思いますが体調にはくれぐれもお気をつけください。

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